二股?ガール -モテ期到来-
「そんなのにビビってたらもうとっくに諦めてる」
なんて言って鼻で笑ってる。
「そう、だよね……」
その言葉に少し救われる。
「でもま、オレは振られることなんて考えてねーけど?」
「え?」
「オレは兎に絶対好きになってもらうから覚悟しとけ」
またポンと私の頭を軽く叩く。
そんなこと言われて私は体育座りして顔を足で隠す。
「なに照れてんの?」
分かってるくせに聞いて来る蒼空。
あんなこと言われて照れてちゃうのなんて当然でしょ?
それに蒼空の頭をポンと叩くのが妙に優しくて嬉しくて。
なんだかドキドキして、そして安心感があるの。