二股?ガール -モテ期到来-
「………え、えっと。」
どうすればいいんだろ。
今まであんまり告白とかされた事ないし、ましてやイケメンさんにとか初めてだし!
断る理由も見当たらないし、ほんとどうしよ。
二人がこっちを向いている。
……見つめられると余計に何も言えない。
「っつっても、選べねーかそんな急に。」
そしたら蒼空がため息ついてから苦笑いした。
ごもっともなんですよ。
小さく頷く。
「んー、じゃあこれはどう?まだオレのことも知らないし、一ヶ月兎ちゃんと一週間交代で仮に付き合うのは?んで、一ヶ月後に兎ちゃんにどっちが良かったか決めてもらうって感じで。」
え、ちょ…なんか凄い提案が。
「おう、いいんじゃね?それで。やろーじゃねーか。」
え、蒼空もそこ…のっちゃう?
「ま?負けないけどな。」
………ひ、火花散ってる…。
私、逆ハーレム状態です。