竜王様のお気に入り
「たかだか100年。
我らで言う所の100年など、瞬きするに等しいがな。
人間とは、やはり儚いものだ。」

ハクリュウはうそぶくと、ヤヨイの真似をしてかすていらをかじった。

そして目を丸くする。

「食べるとは、こういう事か?
腹に何かが入っていったぞ。
口の中にも、生気を感じるのとは違う甘さが広がった。
これが人間の日常なのか?
だったら人間も、なかなかいいもんだな」

にっこりと笑みを浮かべてハクリュウはヤヨイを見つめた。

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