アラサーだって夢をみる【12/23番外編追加】
『あの、5月にそちらに行く予定なんですけど』
『来れそう?』
『はい。今度は2泊出来そうなんですけど……』
三神さんのご都合はいかがでしょうかと続ける前に返事をされた。
『ほんと!?』
『でも三神さん、お仕事じゃないですか?』
『いや、大丈夫。スケジュール調整がんばるよ。
俺、凄いやる気出てきた』
声が弾んでる。
『最高のプレゼントだよ。ありがとう』
『いえ……私も』
『ん?』
『私も早く会いたいです』
思わず言ってしまってその後の言葉が何も浮かばなくなったけど。
『俺、沙理が帰った後からずっと会いたいんだよ?』
『我慢して仕事してるんだよ、偉いだろ』と自慢されて、くすっと笑ってしまった。
ああ、ほんとに私、三神さんが大好きだと改めて思う。
『飛行機もう予約した?』
『いえ、三神さんのご都合聞いてからと思ったので、まだですけど』
『じゃ、俺の予定わかったら連絡するから待っててね』
愛してるよと言われて電話を切って、私の心はもう5月の約束の日に向かっていた。