ランデヴー
『ゆかり、お疲れー。

もう知ってるかもしれないけど、一応知らせておくね。


ゆかりと倉橋君が一緒に花火見に行ったこと、めちゃくちゃ噂になってるよ!

営業部の女の子が見かけたらしいんだけど……大丈夫??


佐和子』



これ、か……原因は。



私は反射的に倉橋君の席に顔を向けるも、席を外しているようで彼はそこにはいなかった。


そして、視線を陽介の方へと移す。



陽介は何も知らないのか、それとも既に聞き及んでいるのか。


いつもと同じようにPCに向かって仕事をしていて、そこからは何も読み取れない。



どうしよう……陰口をたたかれるのは構わない。


みんなから好奇の視線に晒されるのも耐えられる。


でも……。
陽介から変な誤解を受けるのは……それだけは嫌だった。



陽介と話がしたい。


そう強く願っていたら、ふと倉橋君の席で人の気配がした。
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