ランデヴー





朝、は。
普通だったように思う。



ランチタイムが終わった頃からだろうか。


廊下やエレベーター、はたまたトイレの中までも、私はコソコソと社内の女の人達の噂の対象になっている気がした。



「ほら! あの人……」


ちらほらと、そんな声が聞こえてくることもあった。



いい加減おかしい、と気付いたのは午後の眠い時間にわざわざ他部署の女の人が私の傍を何度も往復したからで、そんな状態はとてもじゃないけど気分の良いものではない。


一体何が起こっているのか良くわからないまま膨大な仕事のメールをチェックしていると、佐和子から1通のメールが来ていることに気付いた。


クリックしてそれを見た私は、その場に凍り付く。


体が揺れる程の鼓動を感じ、冷や汗が滲んだ。
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