ランデヴー
これからの日々を実りあるものにする為にも、そんな自分を変えたいと。


大袈裟かもしれないけど、本気でそう考えるようになっていたのだ。



食事を終えて食器を片付けると、静かな空気が流れた。


何となく温かいお茶を淹れて、2人でぎこちなくそれを飲む。



私はいつその話を切り出そうか、悩んでいた。


でも、話すなら今日しかない。


会社では話せないことだ。



「あの……」


そんな空気を破ったのは、倉橋君だった。


ドキッとして目を向けると、いつになく真剣な眼差しで私を見ている。



「何か話があるんじゃないですか?」


そう聞かれ、本当に倉橋君は人を観察する能力に長けているなぁと、感心した。


それとも私がわかりやす過ぎるのか……。
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