花は野にあるように
「ご、ごめんなさい。
なんだか、色んな事に頭がいっぱいになっちゃって、すっかり忘れちゃってたんだ。
本当にごめんね。」


僕は小林さんに謝りながら頭を下げた。


忘れてしまっていた僕達が悪いのに、わざわざ探してまで来てくれた小林さんに、態度悪く接しちゃダメだよね。


んもう、リョクったら!


舌打ちなんかしちゃったリョクに、ちょっと心の中で文句を言って僕は土で汚れた軍手を脱いで花壇の縁石の上へとのせる。


そして、んしょ、と反動をつけながら立ち上がって、小林さんと向き合う形になった。
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