花は野にあるように
「君達ふたりが居ないから、決めちゃうの大変だったんだよ?
でも、委任状も出さないで逃亡しちゃった君達も悪いんだからね。」


腰に手をあてた体勢のまま、小林さんは僕の顔を覗き込むようにして言った。


「え、と?
つまり、どういうこと?」


小林さんの言おうとしていることがあんまり理解できなくて、僕は首をひねった。


「居ない人間に意見を聞かないまま役を振っちゃうのなんて、欠席裁判みたいで嫌だったんだけどね。
一応、君達以外のクラスのみんなの総意で決まったんだから従ってくれるよね?」
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