シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~

~珠希side~

夕方に降り出してた雪が、夜明け前には雨に変わってた。



私は二度も、川元さんに抱かれた。



場所はオフィスではなく、適当に入ったラブホ。



朝まで離してもらえず、結局,私は彼と朝を迎えた。



彼はそのまま、オフィスに向かったけど、私は一緒に、彼と顔を合わせて、仕事をする気にはなれず、部屋に戻る。



彼との夜を思い出させる身体の倦怠感。


私は寒い冬の雨に打たれながら、郁弥のコトを考えた。



部屋に戻ると、烈さんがいた。



「ど、どーしたの?珠希ちゃん」





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