シークレット・シェアリング~同居人は先輩社員~
雨に濡れた私にバスタオルを差し出してくれた。



「ひどい顔だなー。何かあったのか?」



「あ・・・」



私はやっぱり、心がそのまま顔に出てしまう。


多分、郁弥にも川元さんのコトは隠し通せない。


烈さんは雨に濡れ凍えた私にあったかいココアを淹れてくれた。


二人でリビングのソファーに座る。

「友達と飲みに行って何かあった?」



「私…間違ったコトしてるかな?」



「!?」





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