にょんさま。
にょんアイスは見た目はにょんなので、人目につくところはあまり堂々とは出歩けない。
にょん自身は出歩いても構わないのだが、なんというのか人間というのは厄介な感性の生き物で、ちょっと自分たちの周りではありえないことやものを見ると、大騒ぎをするという困ったところがあるのである。
(・ω・)「にょん♪にょん♪にょにょにょにょにょん♪」
それでもにょんはお散歩は好きである。ついつい鼻歌を歌いながら、人目を避けて道を移動する。
しばらく歩いて行くと、もうひとつのくずかごに出会った。
くずかごの下では、見た目も立派なあらびきウインナーたちが踊っていた。
「これが本場のウインナワルツ♪あらよっと♪」
…ホントだろうか。
本当かどうかはさておき楽しそうである。にょんアイスは声をかけた。
(・ω・)「にょにょーん(あらびきさんたちこんにちはー。美味しそうなお姿なんですが、かじられてもいない様子のまま、まるごとポイされちゃってるのは何故ですかー?)」
すると途端にあらびきウインナーたちはしょげた様子になった。
「酔っ払いのおっちゃんに買ってもらったはいいけれど、おっちゃんお酒の飲み過ぎで道端でうとうと眠っちまって、起きたらそのまま俺たちのことを忘れて帰っちゃったって悲しい話さ。おっちゃーん。わーすーれーなーいーでーくーれーよー」
よよよよよよ。
にょんは不憫に思った。
(・ω・)「にょー?(にょんと一緒に行きますか?)」
「えっっっ!?」
あらびきウインナーたちの動きが固まる。
(・ω・)「にょにょーん(にょんはですね、今にょんポケの中にアイスクリームさんがいるんです。アイスクリームさんのご希望は、食べてもらえなかった女の子に新しくなって食べてもらうこと。ウインナーさんたちがまだあまり傷んでなければ、にょんのリメイクエネも少量で済むので連れて行けますよ)」