愛してる。



「あ、はい。
ありがとうございます、美月さん」

なんか皇雅が敬語使ってるのって変な感じ
1年の時から3年の先輩とも仲良くて敬語使ってるのみたことないし


「あと、今日だけ服借りてもいい?」
「あ~、いいよ(笑)」

そういわれてニットのワンピースとタイツとコート、ブーツと貸してくれた

「ありがと。」


「じゃあまたね」


帰り道、また皇雅に乗せてもらう
なんだか人肌恋しくてぎゅって抱きしめる

「はずいから」
そういって腕をほどかれる

「やだ。」
あたしも負けじと力をこめた

結局皇雅が折れてあたしはずっとだきついてた






皇雅の家に帰ってまたまったり
テレビをみてると皇雅が席をたった
ちょっとさみしいけど待機

「紗月、お守り」

そういいながらあたしの首の前から手を回した
ひやっと冷たい感覚

「…ネックレス?」

「半年記念日の。」

そうだ……っ
今日は………


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