孤独な美少女
目の前の男二人を同時に殴ったあたしと爽。
ナイスコンビネーション!
「組長はどこだ」
倒れてる奴を起こして聞く。
勿論、声を低くして殺気を少し。
するとソイツはヒッ、と怯えたように答えた。
「っお、奥の部屋っです…」
「爽、行くぞ」
「ああ」
後ろで「お前らは何者だ」と聞こえたが無視してその場をあとにした。
何者、か…。
「…フッ」
「どうした?」
「いや、なんでもねえ」
ホントに、何者なんだろうな…。
あたしもわかんねえよ。
「ここだよな…?」
爽が目の前の立派な扉を見て言う。
分かりやすっ。
「んじゃー開けますか」
「パパッと殺って帰ろーぜ」
最早やる気の感じられないあたし達。
重たい扉をノックも無しに思いっきり開けた。
───当たり。
「誰だ!」
「……Mission Start」
「太田、お前んとこは腐ってる」
「何だとっ!?」
「法に触れることばっかやりやがって…」
「っ何のことだ」
明らかに動揺を見せる太田。
それでしらばっくれてるつもりかよ。