命魂ハンター(ライフソウルハンター)
「俺たちのかわいい子分達をよくも…。」
えな達の強さにたじたじしていたサムだったが、何かひらめいたように口元が笑った。
「悪かった…俺たちの負けだ。宝晶を渡そう。もう村も襲わないさ…。」
えな達は驚いた。しかし反省しているように見えた6人は安堵した。
「こりたようね…宝晶を渡してくれる?」
「アニキッ!なに言ってんだよ!」
トムが止めるがサムは無視してもかに歩み寄ったその時だった。
「もかっ!!」
「え?」
「もう遅いっ!!」
ザシュッ
サムの爪がえなの右肩をひっかいた。
「うっ…」
「えなぁ!!」
「いい気味だぜっ!」
傷ついたえなをみてサムは大笑いした。するとトムがえなに歩みよった。
「じゃあな…お嬢ちゃん…。」
ザシュッ
えなは負傷した腕に力を込めて剣を握りしめ、トムを切りつけ浄化した。
「ギャァァァ!!」
「トムッ!!!!!お前っ…よくも…トムをっ!!」
サムがえなに襲いかかろうとした。
「させるかっ!」
柚柳が大鎌をふりサムを浄化した。
「ギャァァァ!」
全てのオオカミを浄化し戦いは幕を閉じた。