命魂ハンター(ライフソウルハンター)


「そんなことがあったんですか…。」


話を聞き終わるとなみがぽつりと呟いた。

するとアルが立ち上がり、ウィンを探しに行くと言った。


「待ってアル。私も行く!」


えながそう言ったので、二人でウィンを探しに行くことにした。


「もうこんな時間になってしまいました。

夕食を準備するので、お二人は2階で休んでいてください。」


長に言われ、二人は2階に上がった。


「ねぇ…なみ…。」


もかが不安そうな顔をしてなみに話しかけた。


「ん?なに?」


「リズラズがたくさんの人を連れ去ったじゃん?

魂がなくても見た目は人間でしょ?

えな…大丈夫かな…。」


それを聞いてなみは笑顔でうなずいた。もかに近寄り、肩に手をのせて言った。

「大丈夫!えなを信じよう?
ピンチになったら、力を合わせてがんばろうよ!」


「うん!」


その返事にもかは笑顔で答えた。

そしてなみは夕食の準備をしている長を手伝うことにした。

もかはえなとアルを探しに長の家から出ていった。


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