命魂ハンター(ライフソウルハンター)


もかは急いでえなの元に向かった。


『いたっ!』


えなを見つけたもかは意識が朦朧としているえなに小型の酸素ボンベをくわえさせた。


この小型の酸素ボンベは水姫が用意したものだった。

人間の子どもたちの全員の分はあったがえなたち3人分はなく、一つしかなかった。

その一つをもらい、もかが持つことになっていた。


なぜならもかは泳ぐのが得意で、もしも誰かに何か起こった場合に早く助けに行けるのがもかだからだ。


「プハッ!」


「えな!もか!」


えなともかは無事に地上にあがることが出来た。

えなももかのおかげで意識がはっきりした。


「もか…ありがとね!」


「いいって☆」


水姫が3人の側まで来て頭を下げた。


「みんなを助けていただいて…本当にありがとうございました!!」


すると3人は微笑んだ。そしてえなが頭をあげてほしいと言うと、水姫は頭をあげた。


「私たちのおかげじゃないよ…?

みんなが一団となって戦ったから…助けれたの。ね?」


そう言われ水姫は嬉しそうに笑った。

それから2日間、えなたちは水姫の城で休ませてもらった。


< 80 / 169 >

この作品をシェア

pagetop