ギャルバン!!!　2nd　The Re:Bandz!!!!
「カミーユさんってやっぱりすごいですよね」





メイクを直してくれていたメイクアシスタントのリエちゃんがワタシの視線に気付いて話しかけてきた。





「だよね。………ほんとうにかなわないくらい」





国道沿いのオシャレなレストランのオープンテラスで、ハルちゃんとチェリーと一緒に夏服で笑っているカミーユさんを夏の太陽が照らしている。





そう錯覚させてしまう魔法のような雰囲気を持ったヒトだった。





「そんなことないですよ。リンナさんもカミーユさんに負けないくらい輝いてますよ」





「そう………かな？」





「はい。ハルとよく話すんですよ。カミーユさんもリンナさんもチェリーちゃんもみんなキラキラしてるって。ハルも負けないようにがんばるって言ってます」





ワタシがカミーユさんに思うように、ハルちゃんがワタシに対してもそう思ってくれていることが嬉しかった。





< 58 / 187 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop