失恋ショコラ【短】
「俺の手でお前が乱れてるってだけで、ゾクゾクするよ。それに、俺のせいじゃないと意味がないだろ」


見た事も無い程楽しそうな篠原に、悔しさが込み上げて来た。


だけど、また唇を塞がれて、それを口にする事は出来ない。


重なる唇が、漏れる吐息が、官能的な水の音が…


あたしの理性を奪っていく。


篠原の綺麗な瞳が、甘さを孕んだ吐息が、激しいキスを与える唇が、悪戯な指先が…


あたしの内(ナカ)を暴いていく。


逃げられない。


もう、逃げられない。


篠原の腕の中で、溶けていく。


ドロドロに溶けていく――。


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