年上の彼女 ジョンフンの場合
10章 しばしお別れ
東京駅に着くと、

新幹線は、もう最終だった。

さすがに、人の数も少ないホーム。

ユリさんも心なしかさみしそうだ。

「もう、並ぶね。」

「うん。」

「ジョンフン帰っていいよ。」

えっ?何故そんなこというの?

僕は、もっとユリさんといたいよ。
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