年上の彼女 ジョンフンの場合
ユリさん・・・

手紙が来たときは、うれしかったけど。

僕にスンヒョのことをどうこう言う資格はない。

「スンヒョ。これからも、がんばっていこう。な!」

「はい・・・そういえば、ジョンウォンさん・・・」

「ああ、あいつ。あいつもタレント志望とかの。」

「志望どころじゃないですよ。『グレイテスト』っていう、

 グループで、マイナーデビューっていうか、

 アルバムも出してたんですよ。」

「そんで、入隊。」

「はい。よくわかりませんけど。

 芸能兵には、なれないからまた同じ勤務地みたいですね。」

「訓練所でも、態度でかかったよな。」

「知らないのは、たぶんジョンフンさんだけじゃないかなあ。

 だからですよ。」

「射撃演習のときも、オレと腕を競ったし、何かにつけて

 ライバルつーか・・・」

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