年上の彼女 ジョンフンの場合
新しい所属先になってからは、

生活にも慣れてきたので、

休暇をとることにした。

親元を離れていたので、

特に母親は喜んだ。

「ジョンフン、おかえり。あなたの好きなもの作って、

 待ってたのよ。」

「オンマ(おふくろ)の料理、食べたかった!」

「ほんとに、あんたがいると作りがいがあるわ。

 さ、もっと食べて。」

「うん。やっぱり、うまいな。最高!」

テーブルいっぱいに並んだ料理。

母の喜ぶ顔。

このまま、ずっと韓国にいるのもいいな。

ユリさんのことを除いては。
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