年上の彼女 ジョンフンの場合
「ジョンフン。」

お互い名前を言ったまま、言葉が出てこない。

なんでだろう。

何か言おうとしてるんだけど・・・

ユリさんも言葉を失っているようだ。

僕は、他の友達のにぎわいの中に再びまぎれてしまった。

ユリさん。

僕に会いに、ここまで来てくれたんだ・・・

その時、ソヨンがやってきた。

「ジョンフン。なにやってるのよ!

日本から彼女が来たって言うのに!」

「ソヨナ・・・」

「もう、気がきかないんだから・・・

彼女の泊ってるところ聞いたから、明日迎えに行くのよ!」

「サンキュー!ソヨン!」
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