魔法の国


だけど、それで終わりじゃなかった







女王は必ず帰ってくる

そう信じて僕たちは待っていた












そんな所に、黒い魔女が現れた








ここには花が咲き乱れ、湖があり、明るく優しい動物達に溢れてたのに…










突然現れた黒い魔女は




「ここには女王がいない。
私が女王になる。命令を聞かないものは罰を与える」









僕たちはもちろん反対したし、黒い魔女が女王になることを認めなかった






でも、たいていの動物は魔法でただ女王の命令だけを聞く、ロボットみたいになっちゃった…。






雪と夜の両親も。







僕の、妹も。






それでも反対した僕達は人間にされた。昼は自由に鷹に戻れるけど日が沈めば人間になる」







「それで、女王の子孫さんがショコラさんです」









「…は?」





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