Memory ~love again~ 1&2

lose memory

side.美澪





「...ﾝ...?」

目を開けると、灰色の天井があった。
体を起こすと、あたしゎベッドの上に寝ていたことがわかった。


周りを見渡すと、灰色の壁に囲まれただけの部屋で、あたしを乗せたベッド以外何も物はなかった。


あたしゎ黒のパーカーに黒のスカート、黒のブーツを履いていた。パーカーには、金のラインが2本と左胸の所に小さく"KILL YOU"と金で刺繍がしてあった。


足に違和感を感じてスカートを捲ると、両太股に黒の紐のようなものが巻かれてあって、サイドには何かを入れるためのポケットが付いていた。ブーツにも同じようなポケットがいくつもあった。


ふと、枕の横を見ると、銃とその替え玉、ナイフが置いてあった。あたしゎ太股とブーツのポケットが武器を入れるためのものだと分かり、全てしまって部屋をゆっくり出た。