空の下のあの公園で


気づいたら時間はもう2時を回っていた


『お前飯は?食いに行かね?』


一体いつからいるのかわからないけど一応誘ってみた


まぁ返ってくる言葉は…


『いいです』


わかってるけど…


『つか、お前携帯とか持ってる?』


『持ってないですよ?』


『まじかよ』

本当に今の高校生か?
携帯もないって…あり得る?


『おかしかったですか?』


驚いた顔をした俺を見てこいつは不思議そうな顔をした


『いや、別に……元々お前おかしいし…』

『え?』


『いや、こっちの話』

ジュースを飲み干すと俺はブランコを降りた


『暑ッ………』

パタパタと胸元を服で仰いで顔を歪めた
日陰1つないこの場所は炎天下の中じゃ厳しすぎる

< 15 / 70 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop