空の下のあの公園で
¨どうして来たんですか?¨
『……んなもん知るかよ!!!!
理由なきゃ来たら行けねーかよ!?
てめーの所有地か!!ここは!!
だいたいてめーなんなんだよ!!!バカだしアホだし意味わかんねーんだよ!!
ふざけんな!!!!
だれも…てめーの大事なもん奪ってかねーから!!だから…だからやめろよ……こんなことは…頼むから…』
最後の方きちんと声出てただろうか?
もう自分でも何を喋っているのかさっぱりわからない
『………』
『………』
こいつの考えも俺が伝えたいこともさっぱりわからないんだ
俺らはどちらかともなくブランコに座った
雨の中傘もささずブランコに座る俺らは
きっとバカとしか言いようがない
こいつは隣でずっと下を向いたままだった
震えるその肩は寒さなのか感情的になったためかわからない
手を差し伸べる方法がわからない
どんな声をかければいいのか頭に浮かばない
『………手…大丈夫か?』
『…』
『さっきは…ごめん』
『…』
『無視すんなよボケ』
『………』