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リビングにはもう灯りがついていて、私が降りてきたことに気づいたらしい紗羅さんがひょっこりと顔を出した。
「あら?笑美ちゃん、どうしたの?珍しいわね~こんなに早く起きてくるなんて。」
「ちょっと目が覚めてしまって…ごめんなさい」
「どうして謝るの?別に何時に起きてくれてもいいのよ??」
【どうして?】と聞かれると【クセ】だと思う。
あの家にいた時は、必要以上の会話がなくて、いつも叔母さん達に謝ってばかりだったから。
相手が誰でもそのクセが抜けないままなのだ。
「…ありがとうございます。」
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