Jelly Beans
いつも、あたしの後ろで泣いてた瀧が


いつの間にか背が伸びて

1歳の年の差になんてあっと言う間に飛び越して

高校も違うとこに通って

1人大人になっちゃって。


「瀧ぃ~大人になっちゃって、

おねえちゃんびっくりだよ。」


「はあ?何言ってんだよ。

アホらしいッ勝手にしろよ。

馬鹿天然姉貴っ!!」


瀧はプリプリ怒りながら部屋にいってしまった。


馬鹿とはなによ、


でも瀧はあたしのことを心配してくれてるんだなあ。

大丈夫だよ分かってるから。

本気になんてならないよ。
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