Jelly Beans
「そっか~意外だな~。

 
 最後の切り札はモ-リが切ると思ってたんだけどなあ。


 なんと、いちごからとはね~♪」


「えー?どういう意味?」


「だって、最初から言ってたじゃない

 
 期限は別に関係ないって、


 なのにあんた一人で「一か月」に拘ってて。


 それでも気にしないでいちごに接してるモーリは


 さすが、大人の男だなと思ったし。


 絶対切り札持ってきていちごをものにすると思ってた。」


「ん、で?好きなのよねモーリが!」


「うん、たぶん?」


「なに『?』付けてんのよ。」


「だって、今まで、男の人は嫌いな対象だったし

 
 こんな風になることがあるなんて想像もしたことなかった。
 
  
 でも、離れるのは嫌なの。

 
 会いたくなるの。

 
 モーリのことばっかり考えるの

 
 これって恋だよね。」


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