恋愛同盟
―ドキッ




まただ…。顔赤くなってくの分かるよ〜。




顔をみられるのが恥ずかしかったあたしはうつむいた。




ちょうどそのとき―




―ガラッ




「おぅ、藍沢。目ぇさめたんだってな!
おっ、瀬名どうしたんだ?」




担任がタイミングよく保健室に入ってきた。




助かった〜。
ナイス担任!!




「いや…別に。ただ来てただけっすよ!」




「そうか。まあそんなことはどうでもいいんだ。
藍沢、お前帰りどうする?
まだ顔色そんなよくねぇし送ってやろうか?」




あたしは担任の意外な言葉に一瞬びっくりしたけど




「大丈夫です。歩いて帰れます。」




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