マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
一体何が起こったのか分からず、ビックリして目を開けると………


「イッテェ~~~…」


「お前、何してんの?」


地面に尻餅をついている小川君と、さっきの小川君より冷たい目で彼を睨む…………千梨がいた。


「せ、千梨!?どうして……っ」


「ん…教室の窓からお前等の事が見えて、何か嫌な予感したから来てみたら……案の定だったな」


千梨は私の頭を撫でた後、立ち上がった小川君をまた激しく睨みつけた。


「テメ、沖津……!」


小川君が千梨に噛みつくが、千梨のメチャクチャ寒い雰囲気を察知して、グッと黙り込んだ。
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