マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
「これでようやく話が出来るな……お前、オレの事避けてただろ?この1週間ずっと」


「ちょっと!ち、近いよ!!話するのにこの体勢は無いでしょ千梨!退いてよ!!」


一生懸命抗議するけど、両手首を机に押さえつけられ、身動き出来ない。


千梨は真っ赤になってるであろう私に、更に顔を近づけて来た。


キャアアアア!まかり間違えば、鼻血噴き出しそうだぁぁぁ!!


「ヤダ。離したら連香また逃げるだろ。だからこのまま話す」


ウッ……完璧に見透かされてる。


もうダメだ………幾ら言っても、きっと解放して貰えないよ……
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