マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
ヤバイぞ………本気で顔がニヤニヤしまくって止めらんねぇ!!


「ハイ」


「お……おお!!」


オレも素早くケータイをポケットから出して、赤外線交換。


好きな女の子のメアドがインプットされた自分のケータイを見るだけで、心が癒された。


やった!!連香のメアドゲットーーーー!!


神蔵ありがとう!名前の通り神だわ、お前っ!!


「……千梨、そのストラップ私が拾ったヤツ?」


へ?


連香の質問により、ケータイを持ち上げる。


小さいシルバーの王冠のストラップが、切れた紐を結び直した状態で揺れていた。
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