マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
バタバタ走って、目についたベンチに千梨を座らせる。


「連香……?コーヒーカップ乗りたいんじゃ………」


千梨が弱々しく尋ねて来るが、無視して自販機に小銭を入れる。


「君ヒマ?だったら「ヒマじゃない!」」


ナンパ男をあしらい、適当に買ったオレンジジュースを、千梨に差し出した。


「まったく……男のクセに乗る前から具合悪くなるとは、情けないわねぇ」


「おま…まさかウソか?さっきの」


そっ、コーヒーカップ乗りたいってのは千梨をあの場から連れ出す為のウソ。


「これで小川君から助けて貰った貸し借り、無しね!」
< 193 / 431 >

この作品をシェア

pagetop