マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
「私にとって千梨は………大切な人なのぉ…………」


突然、連香がオレの首に腕を回し、思いっきり抱き着いて来た。


「ハッ!?///オイ連香!?//////」


ほのかなリンゴのニオイがすぐ傍で香って、心臓が暴れまわる。


息をするのも大変になり、呼吸を整えていると―――――……




「好きぃ………」




今にも消えてしまいそうな小さな声だったけど……ハッキリと聞こえた。


「―――え?」


「好き……私千梨の事が好き………だからキスしてもいい言ったんだもん……」


……オレ


夢みてんのかな………
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