皇子と私


謁見室に入ると、見たことのある顔がたくさんあった。


お母さんにお父さん、お兄ちゃん……………佐喜!?!?


「亜美………」


「お母さん……」


佐喜が椅子に座れと目で言った。

座ると、佐喜が話始めた。


「亜美は、今日からここから遠い王族所有の館で4日間過ごしてもらいます。」


お母さんはその言葉に頷いた。


………涙を浮かべながら…………
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