お嬢と使用人
あれよあれよと流されて



「起きて。今日から新学期ですよー」



カーテンを勢いよく開けられ、薄暗い部屋が一気に明るくなる。



薄目で時計を見てみると、午前6時。

起きるにはまだ少し早い時間だ。



「ほら、早く」



薄手の布団をひっぺがして私の体を揺するこの人は……






「……将大くん……まだ早いですよ……」








年上の使用人であり、そして……………


















< 1 / 13 >

この作品をシェア

pagetop