桜☆武勇伝





「咲良って…黒瀬のことだよね…?」

ドンは二人で会議中。

そらそうなるよ。
さっきまで北条が隣だって喜んでたし…。


あたし‖男子‖ドン1‖空席‖ドン2

今月のくじ引きでこうなってた。

だから空席に北条が座るのが普通なんだ。

そうすれば丸く収まるのに北条はあたしの隣しか受け付けないとか馬鹿なことを言い出した。

チッ…

「な?先生いいだろ?」

「え、でも…田中君が…」

あたしの隣の席の田中君。

彼の席の前まで北条は歩いてきた。

「俺の席と代われよ」

北条はギロっと田中君を睨む。

あーあ。可哀相。

「は、はい…」

田中君……。






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