俺と馬鹿と新婚生活?!
そして…幸せが訪れる

翌日の昼頃…

リビングに緊張した空気が流れていた

綾乃が俺の横にピッタリくっついてソファーに座っている

そして、対面式に置いてあるソファーには

田崎社長…
綾乃のお父さんが座っている


「昨日…聖くんの話を聞いて…その後、主治医が赴いてくれて話をしてくれた…事実を…真実を…」


重々しく社長が話始める


「私は…急な別れに苦しんだ…苦し過ぎて…私は、一番やってはいけないことをした。…お前を憎んでしまった。お母さんが命に代えても私に残してくれた命を…恨んでしまった」


拳を固く握りしめて、社長は懺悔をするように俯いたまま話す


「今になって…他人に言われて初めて目が覚めた」


項垂れていた社長が顔を上げて綾乃を見る

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