社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中



それに奥様の頬がほどよく紅く。


そんな奥様を社長は幸せそうに表情を隠す事はせず見つめている。


仲直りしてくれてなにより。


まあ、あれは喧嘩というよりはただ単に社長が不貞腐れていただけで。


奥様がそれを宥めたと言った所か。





「串田。今からの昼食はキャンセルだ」





車を降りて飯田に連絡をした後、行けなくなる事を予想し会長秘書に連絡をした。


あちらもそうなると予想してたようで。


やっぱりそうなったわね、と会長夫人の声が微かに聞こえてきた程。


完全に見透かされてる社長に思わず笑ってしまいそうになった。





「分かりました」

「連絡だが」





しておきました。


と、伝えようとすれば…



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