社長の旦那と恋煩いの妻(わたし) シリーズ大幅修正加筆中
「あ、の。串田さんに言いたい事が…」
今まで黙っていた奥様がゆっくりと口を開いた。
俺は一度空振りした口を閉ざしなんでしょうか、と視線を合わす。
「私から連絡します。今から行けなくなった事とかその色々と謝りたい事があるので私が連絡します」
黙っていようか。
俺がもうキャンセルの連絡をした事。
奥様が自分でしたいと仰るなら余計な事は言わない方がいいはずで。
「そうですね。では、お手数かけますが奥様にお願いします」
ホッとしたのか奥様は笑顔で頷く。
奥様は喜怒哀楽が分かりやすくそしてなにより幼さが残ってる所為か子供のようだ。
それは良い意味の幼さ。
大人の汚さに染まってなくピュア。