ハーレム ブラッド2
「…。」

華乃が海に膝まで浸かり立ち止まる。


「うにゃ?

華乃ちゃん、どったの?」

クーニャが言う。


「…。

浮き輪などは無いのだろうか…」

華乃が言う。

「あら、もしかして泳げないのかしら?」

姫野が馬鹿にしたような笑いを浮かべる。


「私は君たちと違って筋肉派ではなく頭脳派なのでね。

運動が得意ではない。」

華乃が言う。

「別に人間なんて水に浮く生き物よ?」

姫野が言う。

「あんたたちは吸血鬼でしょうに…」

朱鳥が立ち泳ぎをしながら言う。


「お前らが浮くのは胸の余計な脂肪のせいだー!!」


ガシッ!!

もにゅんっ。


マリアがクーニャの胸を鷲掴みにする。



「…。

やっぱし、おっぱ…女性の胸は水に浮くのか?」

幸大が言う。

「それは私に聞かれても…」

寂しそう胸を押さえて落ち込む沙羅。


「いっそのこと、彼女たちの胸を抉り取って浮かべたいですね。」

咲子が瞳を青く輝かせて言う。


「あ…あの…幸大君。

私ので良かったら触って…みる?」

たゆん〜。

優衣が少し胸を突き出して言う。

「ぶっ!?

だ、大丈夫だ…。

多分…いや、確実に、水に浮いてる…。」


幸大はいつもの縦の動きではなく波で揺られ横の動きをする優衣の胸を見ながら言う。
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