ハーレム ブラッド2
水着姿の君にダイブしたい!!
某日


「夏だ!」

クーニャが目映い太陽の中、水着で万歳をしながら叫ぶ。


「海だ!」

マリアが青く果てしなく続く海に向かって叫ぶ。

「夏休みだ!!」

幸大が澄み渡る空に向かって叫ぶ。





「ここが、アゲハさんのプライベートビーチですか。

綺麗な所ですね。」

咲子が言う。

「正確には私の祖父のプライベートビーチよ…。

だから、存分に楽しんでくださいね、幸大様?」

むにゅんっ…。


アゲハが幸大に後ろから抱きつく。


「黒い水着を着こなすなんて…やるわね。」

姫野がアゲハを見ながら言う。

「先生、沙羅!


早く海に入りましょ!」

朱鳥が言う。

「あ…待ってくださいよ〜!」

沙羅が海へと走り出す。

「むー!

ちゃんと準備運動しないとダメなのに…」

優衣がストレッチをしながら言う。

「それにしても…楠木君も大分、私たちに馴染んでいるな。」


華乃が言う。


「まぁ…ライバルが増えるのはやりにくいですが…幸大さんは喜んでるみたいですから。」

咲子が言う。

「ところで、ヴァンは?

ここ最近、ずっと見てないんだけど。」

姫野が言う。

「おばあちゃんとロンドンに行くって行ってたよ?」

クーニャが言う。

「何だかんだ言って、ヴァンとダルシスが一番良い感じの関係ね…」

アゲハが言う。
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