ハーレム ブラッド2
男女のにゃんにゃん…君と僕の愛の存在と証明
24日22時


「はぁ…はぁ…


結局…仮眠はしなくて良かったんですか?」

咲子が言う。


「まぁ…大丈夫だろうな。

それにしても吸血鬼ってのは絶倫と言うか…精力旺盛と言うか…」


「それは私がですか?

それとも幸大さんが?」


咲子が言う。

「両方だろうな…


出掛ける前に一回シャワーを浴びないとな。」

幸大が言う。

「一緒にですか?」

「んなことしたら、もう一回したくなるだろ。」

幸大が言う。


「良いじゃないですか、まだ一時間は余裕があります。」

「はぁ…なんか、一気に堕落しそうだな、俺。」


幸大が咲子と一緒に風呂場に向かう。


「今まで抑えていたんですから、一度タガが外れたらそんなもんですよ?


しかも、思春期かつ青春真っ盛りな18歳と17歳ですよ?」


咲子が言う。


「法律的には問題ないから良いんだけど…



姫野たちにバレたら…」



「それこそ、命がなくなって結果的に未来がなくなりますね。」


咲子が笑いながら言う。

「…。

ありがとう。」

幸大が咲子を抱き締める。

「何がですか?」


「未来が怖くなくなった。」

「そもそも…そこに無いものを恐れるのがおかしいんです。


恐怖を感じる未来が今になった時に怖がってください。



例えば…私たちがしたことが姫野さんにバレたら怖がってください。


今は…バレてないんですから。」


「怖がるなってのも、無理が…」

幸大が言う。

「そんなことより…幸大さんに抱き締められてると…


幸大さんは裸の私を抱き締めて何か思いません?」

「何かって?」

「もう一回したいとは思いませんか?」


「はぁ…本当に堕落しかけてるよなぁ、俺。」

幸大が言う。


「で、どうなんですか?」


「もう一回ねぇ…


多分、一回じゃ済まない。」


「はい…同感です。」



幸大と咲子がキスをする。
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