ハーレム ブラッド2
「ほら…一応はVAPに就職が内定してても、9人の妻を養えるのかなぁ…と。


しばらくしたら子どもも生まれるしな…」



「気にせずとも良かろう?


金がなくとも、桂木優衣は働いており、残りの8人がバイトでもして、お主も稼ぐ。


そうすれば多少は余裕のある生活もできるであろう?



いざとなっても9人中6人は貴様の血さえあれば生きれるのだから。



赤ん坊も第一子は吸血鬼の王…先日の話をきけば無限の血液も持っているそうではないか…

問題ない。」



「まぁな…

でも何よりも不安なのはさ…


浮気とか不倫とか寝取られみたいな…




だってさ…皆、超が付くくらい可愛いしキレイだし…女性として素晴らしいじゃん!!


それに比べて…顔は不細工、体型は少しぽっちゃり…性格はチキンでヘタレの甲斐性なし。




なんか…ダメじゃん。


そりゃ、あいつらは信用してるけど…


騙されやすい奴とか優しい奴とか…いるじゃん。


それに無理矢理されたら人間の3人は男に抵抗できるかわからないし…」





「そっちが貴様の不安の9割を占めていそうだな。」


「あいつらは可愛いしキレイだし性格も良いし…気も利くし、面白いし、楽しいし…

だから俺よりも良い奴とかだって簡単に捕まえられるし…」


「お主…今までは何で弱気にならなかったのかが不思議なくらいに落ち込んでおるな…

自分にまったく自信がなくて…

今まではそんなことを思わなかったのか?」

ヴァンが言う


「思ったよ。


だけど…あいつらがいるとさ…


俺は姫野たちを最高だと思ってる。

その姫野たちが選んだ男である俺が…自信を持ってなくちゃ姫野たちに失礼だろ?


だからあいつらが、俺を選んだのは間違いじゃない…って思えるような存在で居たかったんだよ。」


「お主も随分回りくどい上に最後の方はノロケに近かったぞ?」



「そりゃ、俺はいつもあいつらを愛してるからな!!

自然とノロケになるさ。」


「本当はマリッジブルーでも何でもないな?」


「そんなことはないさ。

一生で一回の結婚だからマリッジブルーも体験したかったんだよ。



さ…時間だ。

愛する皆との永遠を誓いに行くか!」

幸大からは笑みが溢れていた
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