彼はくせっ毛君
1限目は生物だった。
先生は色々話しているけど私達のクラスは皆集中していない。
はぁー…この部屋じゃくせっ毛君見れないや…
私は隣で話しているあみの話を軽く聞き頭はくせっ毛君の事でいっぱいだった。
「美凪ー!あんた聞いてるの?」
「聞いてるよー…」
横目であみが呆れているのが分かった。
「はぁー…半年間も見てるだけの恋なんて実らないじゃない」
「私は見ているだけでいーのっ」
……見ているだけ。
半年間…ただ見ているだけ。
まぁ、話してみたいーとか
メアド知りたいーとか
色々あるけど…
「美凪ーいい事教えてあよっか?」
隣であみがすごいニヤニヤしている。
…ニヤニヤは失礼かな。
「なに…?」
「ふふん。まぁー見ているだけの恋の人には関係ないかなー」
「…何でよー!いい事って何なの?」
あみはすごい笑顔で
「今日桐高とウチの高校で合コンなんでーすっ!!」
……………
え…
ちょっと待って
今この人何て言いました?
“桐高と合コン”
て言いましたよね!?
桐高ってくせっ毛君の!?
あみが隣でやっぱりニヤニヤしている。
「ねぇー!丁度一人枠あるんだよねー!もしかしたらくせっ毛君来るかもよ?」
…!!
くせっ毛君が来る…?
「美凪行かないんなら今日の合コンで誰かにとられちゃうかもねー」
…!!
誰かに…とられる?
そんなの…
「絶対嫌……」
やだやだ…!!!
女の子と一緒にいる姿なんて想像できない!!!
「はい決まりっ!!じゃあ帰り一緒に行こうね!」
「う、うん…!!」
…半年間の見ているだけの恋とおさらば出来るのかもしれない。
私の恋が始まるかもしれない…
先生は色々話しているけど私達のクラスは皆集中していない。
はぁー…この部屋じゃくせっ毛君見れないや…
私は隣で話しているあみの話を軽く聞き頭はくせっ毛君の事でいっぱいだった。
「美凪ー!あんた聞いてるの?」
「聞いてるよー…」
横目であみが呆れているのが分かった。
「はぁー…半年間も見てるだけの恋なんて実らないじゃない」
「私は見ているだけでいーのっ」
……見ているだけ。
半年間…ただ見ているだけ。
まぁ、話してみたいーとか
メアド知りたいーとか
色々あるけど…
「美凪ーいい事教えてあよっか?」
隣であみがすごいニヤニヤしている。
…ニヤニヤは失礼かな。
「なに…?」
「ふふん。まぁー見ているだけの恋の人には関係ないかなー」
「…何でよー!いい事って何なの?」
あみはすごい笑顔で
「今日桐高とウチの高校で合コンなんでーすっ!!」
……………
え…
ちょっと待って
今この人何て言いました?
“桐高と合コン”
て言いましたよね!?
桐高ってくせっ毛君の!?
あみが隣でやっぱりニヤニヤしている。
「ねぇー!丁度一人枠あるんだよねー!もしかしたらくせっ毛君来るかもよ?」
…!!
くせっ毛君が来る…?
「美凪行かないんなら今日の合コンで誰かにとられちゃうかもねー」
…!!
誰かに…とられる?
そんなの…
「絶対嫌……」
やだやだ…!!!
女の子と一緒にいる姿なんて想像できない!!!
「はい決まりっ!!じゃあ帰り一緒に行こうね!」
「う、うん…!!」
…半年間の見ているだけの恋とおさらば出来るのかもしれない。
私の恋が始まるかもしれない…