君に残した最後の言葉
また会える?
恐怖が終わりかけた頃、叔母とおばあちゃんが私の家にくる予定になる。
また従姉妹と会えるとうれしかった。
でもそれは違う。
従姉妹とおばあちゃんは一緒に住んでいる。
だから一緒にくるって分かっていた。
車の音が外から聞こえる。
外からクラクションがなった。
ワクワクだった。
でも私と兄は二階に行くように言われた。
兄は普通の顔をしていた。
信じられなかった。
色々なことがあってもなんともないように。
何か思っているのかも知れないが何も伝わってこない。
本当の家族ではないようだった。

玄関の開く音が聞こえる。
でも私はあれから会えなかった。
喧嘩だけしてしまい帰ってしまった。
私は自分を落ち着かせるため、ラジオのとき流れていた
曲を聴いた。


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