《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
佐久間君はマネキンのように突っ立って、梢ちゃんママにされるがまま。



「・・・サクヤ…私…」


「早く…土下座して謝ってちょうだい!!」


「…よせよ。あずささん…。哲子さんは何も悪いコト…」



「サクヤ!!?あんた…私に逆らって、あのオカマの肩を持つ気??」


「・・・」



「・・・別に俺は…」



佐久間君は軽く溜息を漏らす。


「あんたをNO4したのはこの私…」


纏わり付いていたかと思えば、梢ちゃんママは佐久間君の頬を平手打ち。


リビングに響かせる平手の音。
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