そんな君に一目惚れ
君と結ばれるその日




















ついにこの日がやってきた。



長かった。



理沙は無事に高校を卒業し、俺も無事に大学を卒業。



それからすぐに結婚。



こんなに早く結婚できるとは思ってなかったが、これも理沙の家の会社を継ぐため。



家の親もびっくりしていたが、特に反対することなく、すんなりと受け入れてくれた。



理沙と出会ってから2年とちょっと。



喧嘩したり、いろんなことがあったけど、二人だから乗り越えられて今ここにいる。



俺は控え室で明日香と話していた。



明日香とは、あの見合い以降一度だけ会い、ぶちこわしにしたことを謝った。



明日香は特に何をするわけでもなく、すんなりと許してくれた。





< 89 / 94 >

この作品をシェア

pagetop